新型コロナウイルスワクチンの危険性(その1)

    ― バイオハザード予防市民センター ―

 

①新型コロナワクチンの危険予測が現実に

 ★副作用被害 未曽有の症状と強さ

 アナフィラキシーや血栓症といった副作用事例はこれまでのワクチンの副作用被害として公表されることはほとんどなかったことです。報道等で特に注目されるのが、多岐にわたる副作用被害です。押しなべて、9割以上の人に被害が出ています。主な症状は、注射部位の疼痛、頭痛、筋肉痛、倦怠感、吐き気、発熱などですが、これまでのワクチンとは比較にならないほど強烈です。痛みは接種後2日目に強く現れるといいます。2~3日、腕が肩から上にあげられないほどです。そして特徴的なのが倦怠感です。これも初めての副作用項目です。仕事をする意欲がなくなるほど体がだるくなる状態です。しかも高頻度に起こります。翌日の肩の痛みもほとんどの人に起こりますから、接種翌日は仕事を休んで家にいなさい、ということになります。

血栓症事例は英国のアストラゼネカ社製ですが、まだ日本で接種が行われたという報道は見られません。日本ではすでに一億2千万回分の輸入契約を結んでいます。他社製のワクチン接種を優先していることが窺われます。モデルナ製とともに近日中に承認される見通しです。他社製ワクチンの在庫が底をついてくる頃、そして血栓症の副作用騒動が静まってくる頃を見計らって接種を一気に開始し、在庫一掃キャンペーンが行われるとみられます。

★二回目接種で副作用大幅上昇・・医療従事者への先行接種結果

 新型コロナウイルスワクチンの副作用については、これまでにあまり聞いたことがないような症状が報道されています。その代表が倦怠感の多さです。さらに、副作用が出た割合が、一回目より二回目の方が大幅に高かったことが、厚労省の専門部会の調査で判明しました。二月十七日から開始された医療従事者向け接種は、試験台にされたような格好です。

副作用の調査は、厚労省の研究班が、ファイザー製ワクチンを先行接種した医療従事者約2万人を対象に実施。一回目は一万九千人分、二回目は約三千九百人分のデータを分析しました。

二回目接種後では、三七・五度以上の発熱が三五・六%(一回目三・三%)、倦怠感六七・三%(同二三・二%)、頭痛四九・0%(同二一・二%)、と一回目より大幅に高くなっています。一方、接種部位の痛みは一回目九二・三%、二回目九一・九%で大差ありませんでした。

厚労省によると、アナフィラキシーショックは三月二十一日までに接種した約五十八万回のうち一八一件報告され、国際的な基準では四七件が該当しました。百万回あたり、八一件の頻度でした。接種四日後に脳出血とくも膜下出血で死亡した二六歳の女性の事例は、死後の検査で脳内に接種前からあったとみられる血の塊が見つかり、同部会は「ワクチンとの直接的な関連性を示す事実はない」と結論付けました。この症例について、生前の血栓の有無を判断するデータは示されておらず、勝手に生前からあったと判断するなど、言語道断です。

一方、後で詳述のように、三月二十三日、福岡県内の二十三歳の健康な女性看護師が同ワクチン接種四日後に、脳出血とくも膜下出血で急死しました。前者と同年代の上、接種後同日数と、同じ脳血管系疾患による死因を考慮すると、偶然の一致とはいいがたく、このワクチン接種が脳血管系内皮細胞を介した重大な副作用要因とみなければなりません。

ワクチンの性質は異なるが、同じ遺伝子ワクチンのウイルスベクターワクチンを投与している英国では、アストラゼネカ社製を三月末までに二千万人が接種し、七九人に血栓症を確認しています。

★「副反応」名称は不当、英語圏ではワクチンの異常反応はside effect

(副作用)で統一、副反応は化学反応の用語(side reaction)、日本は恣意的にワクチンの副作用を隠ぺい

「副反応」は、日本のワクチン推進者らが、ワクチンの健康被害を特別扱いするために創作した述語です。ワクチンの健康被害を個人の体質に責任転嫁するのに都合の良い言葉だからです。言い換えると、「副作用」ならば主にワクチンに責任、「副反応」ならば受ける側の国民の体質に責任転嫁できます。英語では

 side reaction(副反応)は化学反応で使われる言葉です。

★前代未聞 接種後の心構え報道・・重い副作用頻出で接種後の対応策を追加発表

前記のようにこのワクチンの副作用被害を執拗に否定する一方で、重い副作用の発生に対し専門家らが危惧を抱いていることを示す報道が頻繁になされています。その実例の一部を紹介します。このような「詳しく親切な助言」が新聞で報道されたためしがありません。

⑴接種翌日 休暇取れる体制を

ファイザー製ワクチンの副作用が頻繁に報道されています。いずれの報道もその症状の種類はほぼ共通しています。圧倒的に多いのが接種翌日の痛みです。七十~八十%の数値報道が多い中で、先行接種した医療従事者約二万人が対象の健康状況調査(中間報告)による速報値では、接種部位に疼痛が出た人は、九十二%に達していました。注射の場合の痛みというと普通は、針を刺した時の痛みですが、コロナワクチンの痛みは、それとは全く異なります。その大半が接種翌日に起こり二~三日続きます。腕を肩から上に挙げられない痛みです。筋肉へのワクチンの副作用とみるのが妥当です。そのうちの約六%の人が鎮痛剤を服用していました。他には、倦怠感が二十三%、頭痛が二十一%、接種部位の赤みが十四パーセントでした。他には立ちくらみ、動悸などが見られました。アナフィラキシーはなかったが、一回目接種後の体調不良で四五人が欠勤しました。

こうしたことから、接種当日はもちろんのこと、翌日も休暇を取れる状態にしておいたほうが良いとのアドバイスを三月三十一日付毎日新聞は紹介しています。

⑵安心して接種受けるには

 こうした事例に基づいて、四月四日付朝日新聞は、安心して接種を受けるための心構えや接種側の対応を掲載しています。ワクチン接種の主な副反応(副作用のこと)としてまず三つを上げています。①アナフィラキシー=重いアレルギー反応。症状を抑える薬が接種会場に用意されている。②筋肉痛や体のだるさ(倦怠感)=ウイルスへの抗体を作るための準備段階、二、三日で収まる。③血管迷走神経反射=注射時のストレスで失神不安が連鎖して「集団発生」もある、と記されています。以上の見解は、長崎大の森内教授によるもので、ワクチン接種を積極的に奨めている人です。対策の一つとして、ベッドなどで横になって注射を受けることなどを挙げています。

▲接種後の急変 応急処置が肝心

 接種直後の重症の副作用はアナフィラキシーです。これは複数の臓器で起こる重いアレルギー反応のことです。素早く適切な処置が行われないと命を落とすことに繋がります。『薬のチェック』誌NO95によると、厚労省は、約五十八万回の接種で報告されたアナフィラキシー百八十一人中、基準に合致するアナフィラキシーは四十七人に過ぎず、重大な懸念はないとしました。しかし、同誌が検討した結果、基準に合致するアナフィラキシーは百三十二人に上り、百万回に換算すると、二百三十人、これは四千四百人に一人の発症頻度に相当します。これは米国における綿密調査報告とも一致しており、著しい高頻度と言えるとのことです。

 同誌は、アナフィラキシーは命にかかわる副作用だが、適切な治療で救命可能と述べています。死亡に直結する病態とは、喉頭浮腫による気道閉塞です。皮膚症状もなく窒息し、呼吸停止することもあります。アナフィラキシーと判断したら速やかにアドレナリンを筋注し、ステロイド剤も速やかに使用しなければなりません。

 多くの専門家がこのワクチンの危険な側面を指摘していますが、免疫学の第一人者による解説を次に紹介します。

 ▲大阪大免疫学フロンティアセンター・宮坂昌之招聘教授

「コロナはワクチンが作りにくい厄介なウイルスなので、ワクチン開発に焦りは禁物と述べ、その理由として「コロナウイルスは、免疫を回避する能力が高い」ことを挙げています。国内で慎重に臨床試験をしないと効果は確かめられず、期間短縮すると重大な副作用を見逃す恐れもある」と警告しています。バイオテクノロジーを駆使した「遺伝子ワクチン」の技術を活用し、世界のトップメーカーが新型コロナワクチンを製造し、「接種したら抗体ができた」と、効果を主張するが、「コロナの場合、できた抗体の量が十分かどうかもわからない」。

さらに、「コロナの場合、抗体ができても役立たない場合があるし、それどころか、感染時にかえって病気を悪化させる悪玉抗体が作られる恐れがある。悪玉抗体がウイルスと結びつくと、全身の免疫細胞の一種が感染してしまう。これが抗体依存性免疫増強(ADE)という症状です。新型コロナに近いSARSやMERSの動物実験で確認され、ワクチン開発が断念されました。コロナウイルスが手ごわい理由」と述べています。(二〇二〇年八月八日付東京新聞より)。

★六十万人もの死者を出したアメリカの実情

  二〇二一年四月十日付東京新聞によると、新型コロナウイルス感染による死者数は、アメリカは五十六万人を超えました。全人口の約五百人に一人が亡くなった計算になります。

アメリカには国民皆保険の制度がないために、貧困層の人々は高額な医療費の負担ができず、まともな医療が受けられません。しかしワクチンだけは国の負担で全国民的接種を行っています。ワクチン先進国と言いながら、自国の平均寿命は世界の三十三位で七九歳です。ちなみに、世界最長寿国日本の平均寿命は、八三歳です。

★ワクチン礼賛のハンク・アーロン氏 ワクチン接種後死去

 今年一月二十二日に死去した米野球殿堂入り選手のハンク・アーロン氏(享年八十六)の死因は、その二週間前の一月五日に打った新型コロナウイルスワクチンとの関係が濃厚です。同氏は元大リーガーで、ベーブルースを抜いて七五五本のホームラン打者でした。接種の様子はニュースで報道され、米国の黒人に対して「ワクチンは安全」とのメッセージになるはずでした。「今日、大学病院でCOVID―⒚ワクチンを打ったことを誇りに思います。皆さんも同じように打ちましょう」と、その日ツイッターに記しました。睡眠中に突然死したこともわかっています。ところが死亡報道後、死亡は自然の経過にすぎず、ワクチンとは無関係、とのコメントで埋め尽くされているそうです。

■永続的に続く身体への影響・・ウイルスよりワクチンの方が怖い

―岡田正彦新潟大名誉教授が警鐘―

 岡田正彦さんが訴える「新型コロナワクチンの危険性」

 数々の経歴と実績のある岡田さんのコロナワクチンへの批判は、痛烈で決定的な内容で綴られています。同氏は以下のようにmRNAワクチンとDNAワクチン双方について、危険性を分かりやすく解説しています。多くの専門家とは異なる的確な解説をしていますのでそれを引用させていただきます。

★コロナワクチンの仕組みとその問題点について

▲ファイザー社とモデルナ社のワクチン=mRNAワクチン

 新型コロナウイルスには、表面にトゲトゲの構造(以下スパイクたんぱく質と記す)が存在しますウイルスは、このスパイクたんぱく質を人の細胞に接着させて侵入します。そのため世界中の研究者たちは、このスパイクたんぱく質を分析すれば新型コロナウイルスを攻略できるのではないかと考えました。スパイクタンパク質をコードする遺伝子を人工的に試験管の中で作り脂質の膜で包みます。それを人工の膜で包んで注射する発想になりました。この膜は脂質粒子と言い、人の細胞の表面の膜と非常によく似ています。その幕の表面は界面活性剤でコーティングされています。これを筋肉に注射します。

ノルウエーの高齢者施設ではこのワクチンで三十三名がなくなっています(二章で詳述)。アメリカでは三十六名の方に血が止まらなくなる血小板減少症という副作用が起きて一名の医師が亡くなりました。このほかに、六十六名がアナフィラキシーショックとなり、三十二名が救急搬送されたとのことです。注射後、この脂質粒子は血流にのって血管の中を流れます。その微粒子が最初に接触する細胞は、血管の内側を這っている「内皮細胞」です。血流によって運ばれてきた脂質微粒子は人の細胞の表面に接着して一体化し、中身だけが細胞内に入ります。これが目的とする人工のコロナのスパイクタンパク質をコードする遺伝子です。

 この遺伝子がmRNA(メッセンジャーRNA)と呼ばれています。これが細胞の中でタンパク製造工場に到着し、情報が解読され、タンパク質が合成されます。

 そこで血流中の免疫細胞がこのスパイクたんぱく質を見つけ、「大変だ、異物があるぞ」と認識し、免疫反応を起こします。その結果できるのが「抗体」です。ファイザー社とモデルナ社のコロナワクチンはこのmRNAが主役です。

 mRNAは一回タンパク質を作ると役目が終わりますので、数分から十分程度で細胞内酵素により分解されます。しかし、両社のワクチンのRNAは「分解されない」ように改変されています。一方で、抗体は約二カ月で半減し、三カ月でほぼ消滅することが分かっています。そうならば、三カ月ごとにワクチン接種が必要になります。

 もし一方でこの人工遺伝子が半永久的に残るとしたら、それは大変なことになります。つまり先ほどの「免疫細胞による免疫反応」がいつまでも起こります。このような病態は既にあり、自己免疫病などと呼ばれています。関節リウマチなどの病気がそれにあたります。

▲アストラゼネカ社のワクチン=DNAワクチン

 スパイクタンパク質をコードする遺伝子を人工的に試験管の中で作るまでは、ファイザー社やモデルナ社のワクチンと同じですが、試験管内で合成されるのは、メッセンジャーRNAではなく、「DNA」です。このDNAを脂質微粒子ではなく、なんと「ウイルス」に包み込んで注射します。このウイルスは分裂する能力がありませんので、体の中に入っても感染症を起こすことはありません。これを筋注します。ただし、アストラゼネカの場合、内容がほとんど公開されていないため、どのような添加物が入っているか分かりません。

 運び屋(ベクター)のウイルスと人工コロナDNAを安定化させるためのさまざまの物質が含まれていますが、どんな添加物が入っているかは分かりません。ベクターウイルスは注射によって血流に入りますが、ウイルスというものは、人間の細胞に侵入することが仕事であるため、この運び屋ウイルスも容易に細胞内に侵入します。これが血流にのって細胞に接触するところまでは、ファイザーとモデルナのワクチンと同じです。そして細胞の核の中に入り、接種した人の細胞にある酵素を使って、DNAの一部を切り取って、そこにコロナの遺伝子を組み込んでしまいます。

 しかも、運び屋ウイルスの中には、このタンパク質(コロナのスパイクタンパク)を合成しろという信号も含まれていますから、やがてメッセンジャーRNAが作られ、これにより、ファイザーワクチンと同じように、コロナウイルスのスパイクタンパク質が合成されます。

 ただし、ファイザー社などのメッセンジャーRNAと異なるところは、DNAですから、接種した人の遺伝子の中に組み込まれて、それはずっと残ります。よって、絶えずこのタンパクが作り続けられることになります。したがって過剰な抗体生産により、その免疫反応も恐らくさらに強いものではないかと推測されます。細胞の中で遺伝子の組み換えについて、再度考えてみる必要性があります。

 運び屋ウイルスは、過去において様々な遺伝子治療などの実験に使われてきたものであり、正体は良くわかっているのですが、ただ一つ欠点があり、それは「どこにDNAを組み込むのか制御できない」ことです。つまり、運び屋ウイルスの行動は制御できないために、どこにコロナのDNAが組み込まれるかが予測不能なのです。人間の遺伝子のがん促進遺伝子の中に組み込まれる危険性もあるといいます。

 いったん組み込まれたコロナのDNAは接種した人の体内にずっと残ります。発がんの潜伏期を考えると、接種後十年間くらいは経過観察する必要があります。そのくらい心配な期間が続くことになります。

▲アストラゼネカワクチンの治験を行った国々で変異ウイルスの発生相次ぐ

 アストラゼネカが昨年治験を行った国は、ブラジル、南アフリカ、英国です。この三国で致死率の高い変異ウイルスが相次いで発生したことが報道されています。岡田さんは推測として、ワクチンが強すぎて、それに対抗するために、ウイルスが過剰に変異してしまった可能性を指摘しています。

 ウイルスも生き延びる必要から、抗体がたくさんできると、それに負けないように、自らの遺伝子をくみかえてしまうといった離れ業をやりかねないというのです。

★国内の医師や政治家への警鐘

さらに、「医師を対象にワクチン接種が始まっています。一日経っても副作用が出なかったので『このワクチンは安全だ』などと間違ったメッセージを出さないように医師の皆さんにお願いします。そのような台詞は十年後にどうぞおっしゃってください。最近はテレビなどで、『政府の説明だけが正しいので、巷のうわさに惑わされないように』という呼びかけがなされるようになりました。異論を許さない雰囲気があり、これはまるで太平洋戦争当時の大本営発表のようです。テレビなどが政府に忖度し、真実を伝えなくなってしまったのも、由々しき事態です。ジャーナリズムの矜持は失われてしまったのでしょうか。専門家と称する人たちが『ワクチンしか方法はない』などと無責任なコメントを述べているのも大きな問題です。感染症に対峙する決定的な手段は、全市民の行動制限に尽きることは、すでに実証済みです。

 また、ウイルスのスパイクたんぱく質の構造と働きが百%判明したことから、これをブロックする薬が世界中の製薬企業で開発されていて、あと一歩のところまで来ています。新しい薬やワクチンはリスクを伴うものですが、(ワクチンと違って)薬は感染した人に用いるものですので、多少のリスクはやむをえません。しかし、感染リスクがほとんどない健康な一般市民に、安全性など全く保障されていないワクチン接種を強要するのは、もう犯罪でしかありません。皆様の賢明な判断に期待しています」と記しています。

 

②危険と隣り合わせ ワクチン至上論

 

★コロナワクチン接種至上論が一気に台頭

 オリンピック・パラリンピック開催が迫るにつれ、ここにきてマスコミの論調が急変してきました。五月九日付毎日新聞は、米国を手本にして、日本もワクチンの早期接種拡大の必要記事を載せています。早稲田大教授・中林美恵子さんの見解が掲載され、米国でのワクチン接種率の向上ぶりを高く評価しています。七月四日の独立記念日までに大人の七〇%が一回のワクチン接種を終える目標をバイデン政権が掲げたといいます。自粛生活の緩和も進んでいますが、油断が生まれて再感染の拡大が起きる危険性もあります。ワクチンにも効果持続の期限があります。また、米国のコロナ死者は約六十万人にも達していることが語られていません。

一方、オリンピック・パラリンピックでおよそ八万人のアスリートや随行者を世界中から受け入れるにもかかわらず、日本のワクチン接種が遅れているという。日本は自然治癒対策が進んでいるため、欧米より死者数が大幅に少なかったことも評価しなければいけません。

★華々しいワクチン効果大宣伝に騙されないことが大切

 新型コロナワクチンの宣伝が、ここにきて一気に加速されています。数カ月前までは、副作用事故や外国の死亡例などを含め、大々的に報道されていましたが、オリンピックを控えて、内外から、日本の接種率の低さが際立って低いことへの批判が相次いでいるからです。副作用報道が影を潜め、ワクチンの効果ばかりが謳い上げられています。政府が接種推進を一気に加速させています。日本はマスクの徹底作戦で大きな成功を収めています。接種推進へ、欧米ワクチンメーカーの強力な圧力があることは明らかです。

▲ワクチンメーカー 利益上方修正

 米ファイザー社は独ビオンテック社と共同開発の新型コロナワクチンの二〇二一年十二月期通期の売上高見通しを、当初より七割増し(百五十億ドル→二百六十億ドル=二・八兆円)へ上方修正した。COVID―⒚ワクチンは一人当たりの価格は約四千百円で、インフルワクチンとほぼ同額と判明しました。これに接種費用が上乗せされます。インフルエンザワクチンに比べ副作用発生率が異常に高いコロナワクチンを大宣伝することによって、全国民をワクチンに駆り立てようとしています。

 ファイザーの後はアストラゼネカ社製ワクチンがやってくるはずです。血栓症など重い副作用があるワクチンを後回しにしていることが分かります。

★本当の副作用は十年後に現れる――

 前記したように、岡田さんは、このワクチンを打ちたくない理由として、「データが不足していて、副反応で人体に何が起こるかわからないから」と言います。本格的な研究が始まってようやく半年たったばかり。インフルエンザのように五年、十年と時間をかけて接種後をフォローするのが本来のワクチン開発なのに、そういう議論がなされないままに接種に突き進んでいる」と述べています。

★日本のワクチン不信の背景にあるのは、過去に国がとってきた健康被害者無視の姿勢

=副作用出ても因果関係ほとんど否定

これまでの予防接種行政において、接種側は常にワクチンと接種後の副作用との因果関係をすべて否定する政策をとってきました。かつて、被害者らは、長年月の裁判を闘ってようやく因果関係が立証され、ワクチンによる健康被害が認められたのです。接種側にとって、やすやすと因果関係を認めてしまえば、その後の接種率の低下を招くことを知り尽くしているからです。よって、接種した医師から健康被害の書類が上がってきても、ほとんどの場合、「因果関係なし」として却下されます。

万が一、重い副作用被害を受けてしまった場合には、被害を届け出ることができます。定期接種の場合には、市区町村役所の予防接種担当課に相談します。任意接種の場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に、被害の詳細を副反応報告書に書いて申請します。審査の結果ワクチンとの因果関係が認められれば支給を受けることができますが、この「認定」を受けるのは容易なことではありません。とりわけ近年は、同時接種が増えたため、認定されにくくなっています。

 近年、大きな社会問題になったワクチンによる健康被害事件は、数多くありますが、その代表的事例として、MMRワクチン・HPVワクチンによる健康被害を訴えている訴訟などがあります。おまけに近年大問題になっている発達障害の急増は見逃せません。これについては、乳幼児ワクチンの激増が原因であることを、当センターが『乳幼児ワクチンと発達障害』(緑風出版)において解明しています。

★戦う医学は破綻する・・東京大名誉教授・山内一也さん(ウイルス学)

 ワクチン万能論が跋扈する中でワクチンの過去から現在までをじっくり見据え、冷静な対応を呼びかけている山内さんは、十月二十九日付毎日新聞で「ワクチン開発冷静に」との見出し記事を載せ、以下のような見解を述べています。「人類がこれまでに根絶に成功したウイルスは天然痘と牛疫(ぎゅうえき)だけです。自然界には天文学的な数のウイルスがおり、人間と共存していることを認識するのが重要」とし、各国で進む新型コロナワクチン開発に対しても、過去の教訓を踏まえて慎重な姿勢です。すなわち、「一九七六年一月、米国で豚インフルエンザウイルスの人間への感染が起き、当時、大統領選を控えたフォード大統領は、『国民にワクチンを』と宣言。十月から四千万人が接種を受けた。ところが、ギラン・バレー症候群という難病を発症する人が多発し、二カ月半で中止になった。ワクチンは予想外のリスクにつながる可能性がある。冷静に判断しながら進めていく必要がある」と。新型コロナの今後については、「これまでの新興感染症は、みな収束しています。いつかは分からないが、新型コロナもいずれ収束します」と語っています。

▲ウイルス変異とワクチン

 二〇二〇年一二月、各国でワクチン接種が始まったのと相前後して、感染力がアップした変異ウイルスが登場し、世界中に広がりを見せています。ウイルスの結合タンパクの構造が変わっているのでワクチン効果の低下が大いに見込まれます。しかし、ファイザー・ワクチン開発会社のCEO(最高経営責任者)は、「今のワクチンが有効の可能性が非常に高い」と発言しています。巨利が見込めるワクチンの効果を会社として否定するはずもなく、その根拠は希薄とみられます。『新型コロナワクチンのひみつ』(ビジネス社)著者・近藤誠さんは、たとえワクチンの効果が落ちても、それを突き止めるのは至難の業だといいます。すなわち、ワクチン開発段階の第三相試験と異なり、比較対象となる「プラセボ群」が存在しないからです。そのため、有効率が接種しない場合に比べ、高いのか低いのかなど、重要な点が一切不明に終わると指摘しています。

米 ワクチン接種順調でマスクなし日常と強気報道

 全米各地では新型コロナワクチン接種の普及に伴い、新型コロナウイルスの感染防止のために厳しく制限されてきた日常生活が徐々に戻りつつあると報道されています。しかし、経済活動の再開前倒しなどが発表される一方で、接種しない層も寝強く残るこの国での規制緩和には、感染再拡大の不安も残っています。過去のワクチン接種総動員の際に副作用被害を受けた多数の人々が、ワクチン不信を表明していることも一因です。

 ニューヨーク州では地下鉄の二十四時間運行、飲食店などの収容人数の規制撤廃、ワシントンでは、博物館など屋内施設の入場者数の上限緩和、屋内飲食の人数制限の緩和などが盛り込まれています。

 一方、CDC(米疾病対策センター)は四月二十七日、ワクチン接種から二週間たった人は、屋外では原則マスクなしOKの行動指針を発表しました。屋内でもマスクをすれば飲食などほとんどの行動は安全としました。また、渡航先が求めない限り、陰性証明なしで海外渡航もできます。世界各国の感染爆発をどう考えているのか不可解です。

▲欧米人のマスク嫌いには訳がある

 一般的に、欧米の白人はもともとマスク嫌いが一般的です。昔からマスクをする人は、死体処理など不吉な仕事に就く人々が着用する習慣があったことが原因と思われます。無論、医療従事者は着用しますが。逆に日本人のマスク好きが欧米人には、奇異に映ってきたことも事実です。欧米人のマスク嫌いの原因として、筆者が推測することは以下のとおりです。日本人はマスクをしてもしなくても、あまり大きな口を開けたり唇を動かさなくてもしゃべれます。ところが英語圏の人の発音は、口を大きく動かし会話も強くしゃべるので、唾も激しく飛び散ります。それは単なる発音だけの問題ではなく、話を聞く相手もしゃべる人の口元の動きをよく見ています。ジェスチャーも大きいです。日本人は相手の目を見て喋ります。もとを糺せば、日本は島国で歴史的に多くの民族が入り乱れたことが少ない国柄にもよると思います。ヨーロッパの白人諸国では、国々が隣り合っているため、絶えず小競り合いや戦争が起きやすかったことは歴史的事実でもあります。

▲日本人は以心伝心、黙っていてもみんなが自然にマスクする

 欧米人にとって、マスクを着けることによる不都合が随所で発生しやすかったことが窺われます。マスク着用を法令で定めたり、行政指導したり、欧米人にとってマスク着用の不快感がにじみ出ています。だから二言目には、「ワクチン、ワクチン」と騒ぐのです。今の日本がそれに踊らされる必要を感じません。

日本人はマスク着用への抵抗感があまりないので風邪の季節などに、ごく普通に着けます。新型コロナ騒動においても、新聞報道やスーパーなどでアナウンスされれば、みんなが黙っていてもマスクをします。これまで欧米人には違和感を持たれてきたマスクですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の強力な武器となりました。

▲ワクチン効果減少必ずやってくる・・変異株九割超

 新型コロナワクチンの変異株が今まん延しています。重症化しやすい英国由来の変異株に九割以上が置き換わったことが分かったとのことです。しかも京阪神では、ほぼ百%に達した模様です。五月十三日付東京新聞は、ワクチン二回接種で九割の人に変異株の抗体ができたとする横浜市立大の研究結果を掲載しています。二回接種の重要性が浮き彫りになったとしています。

 新型コロナワクチンの効果持続期間がどれくらいかは、明らかになっていないといいます。「THE WALL STREET JOURNAL」(二〇二〇年七月二七日更新)によると。 もし新型コロナウイルス感染症のワクチン開発で最先端を行く候補薬のいずれかが安全に作用すると証明できたとしても、その効果が持続するのは一生ではなく、数カ月または数年の可能性がある。最新研究や保健専門家の話から分かったと記載されています。要するに持続期間は短い可能性が高いので、米国政府は、製薬会社からワクチン導入枠を確保し始めたとのことです。

★コロナ蔓延国いまだ多数・・惨状呈するインド・・パンデミックの恐怖見せつけた

 二〇二一年五月十二日のNHKニュースによると、インドではこのところ、一日で三十万人が新たに感染し四、五千人の死者が出ています。これがずっと続くわけではないでしょうが、深刻な国内状況が続いています。人口密度が高い国であり、人々が劣悪な衛生状態の下で密集して生活を営んでいることが原因となっています。ヒンズー教の集団的な沐浴の儀式も感染の拡大に大いに関与しました。激増する感染者に対してケアを行う医師や医療従事者の数は極めた少なく、焼け石に水の状況を呈しています。苦しみながら亡くなる多数の市民の姿と、死者の火葬も儘ならず、巨大人口を抱えたこの国は今、深刻な事態となっています。

★新型コロナワクチンの危険性が多方面で露呈

▲ノルウエーで高齢者三十三人死亡

 ノルウェーでも、高齢者施設の入居者、医師や看護師などの医療従事者を優先グループとしてワクチン接種が行われています。ワクチンの種類は日本と同じファイザー製です。接種を受けた約七万人のうち、百四名が副作用被害に遭いました。そのうち四十六名は深刻な副作用で、うち、三十三名が死亡しました。医療従事者だけでなく、高齢者施設の入居者を優先させたのは、クラスター対策が一因でした。ノルウエーの隣国スウェーデンでは昨年春の感染拡大期に介護施設などでクラスターが多発し、1万人以上が亡くなりました。死亡者に共通するのは、いずれも高齢者施設の入居者で、全員が基礎疾患を持っていたことです。死亡者はいずれもワクチン接種後一~九日に亡くなっており、ワクチン接種との因果関係は否定できません。ワクチン接種と副作用の関係は密接不可分の関係にあり、わが国では過去にも拙速に接種を始めたことで、大規模な薬害を起こしたケースがありました。

▲福岡の看護師がワクチン後急死

三月二十三日、新型コロナワクチンを接種した四日後に、福岡県内に勤務していた二十三歳の女性看護師が急死しました。子供のころから看護師になるのが夢だったそうです。彼女に基礎疾患はなく、仕事も几帳面にこなし、同僚からの信頼も厚かったといいます。PCR検査でコロナは陰性でした。勤務先の病院が、コロナ患者を受け入れ始め、「子育てが終わった人と独身者」に病院側がコロナ病棟での勤務をお願いしていました。コロナ病棟はすごく嫌がっていましたが、断り切れなかったとのこと。

「ワクチンはずっと打ちたくない」と言っていたし、親しい医師からも「若いけん打たなくて大丈夫」との意見があったそうです。でもコロナ病棟で働いているときに何があったのかは不明ですが、「うつけん」と家族に電話がかかってきたそうです。

今となってはその心境の変化は分からないが、接種の四日後に亡くなっています。CTスキャンの結果、彼女の死因は、脳出血とくも膜下出血と診断され葬儀のあとすぐに荼毘に付されました。厚労省からは、「解剖していないから詳細が分からず、ワクチンとの関係は不明」と言われました。それならば、両親は子どもの体を傷つけたくないと思い解剖の承諾をしなかったそうです。

こういう形で巧妙にワクチンと副作用事故の因果関係否定をするのが、接種側の常とう手段です。

▲室井佑月さん オリンピックだけ安全論を強く批判

 作家の室井佑月さんは東京五輪開催に向けて動く菅政権の無責任さを批判しています。五月十三日配信の「オリンピックだけ安全?」タイトルのウエブサイトには以下のように主張しています。「緊急事態宣言が出ると、デパートや酒類を提供する飲食店なども開くな、と言われる。その地に住む人も、スーパーで生活必需品を買う以外は外出するな、と言われる。東京五輪まで百日を切った今、何で五輪だけが安全と言えるんだろうか。あ、彼らは決して安全とは言っていない。「安全・安心となるよう全力を挙げる」と言っているだけ。政治家がよく使う言葉のマジックだという。

 米国のバイデン大統領も、菅さんとの共同声明で「今夏、安全・安心なオリンピック・パラリンピック競技大会を開催するための菅首相の努力を支持する」という風に逃げた。つまり、東京五輪開催を支持するって言葉は避けた。「やる? ふうん、まあ、がんばれや」と言われたにすぎない」と。言い得て妙である。

★オリンピックとCOVID―⒚制圧戦略は両立しない

 マスコミ報道からは、オリンピック開催の消極論がますます高まってきています。主なる主張を挙げると以下のようになります。世界のあちらこちらで新型コロナウイルスが猛威を振るっており、参加できない国や、出場できない選手が多く出てきます。要するに、フェアな大会にならないことは明らかです。日本が深刻なだけではなく、インド、ヨーロッパの一部、南米などで感染状況が非常に深刻です。全世界のアスリートが同じ条件でフェアに競い合う五輪にならないことは明らかです。

 さらに、医療従事者を東京五輪のために医療現場から引き離し、会場近辺に寄せ集めることも大問題です。今はコロナ騒動で病院は手一杯なのです。五輪とコロナ収束は両立しません。

以上から、オリンピック強行は政治・経済・文化破綻への道に繋がりかねません。

 

⓷自然治癒対策の充実を

 

■三密回避とマスクが基本的重要事項➡手洗い予防論は国民を愚弄

インフルエンザの季節には決まってうがい、手洗い、室内加湿が三点セットとして繰り返されてきました。今度のコロナウイルスのパンデミックでは、なぜか、室内加湿は影を潜めています。その代わり、手洗いと身の回りの家具など、手を触れるものへのアルコール消毒の徹底が行われています。アルコールを中心に据えて各種消毒剤が大繁盛している状況で、品薄、高値となっています。

スーパーマーケットや各種施設の入り口にはアルコールスプレーなどが置かれていて、手を消毒してくださいとのアナウンスが流れています。

コロナウイルスは主に空気感染であり、吸気に乗って直接肺に到達し、肺胞壁に感染します。したがって、三密の回避とマスク着用が基本的に重要対策です。手洗い対策の推奨は根拠の薄い愚策と言って過言ではありません。

■潔癖症社会を生み出す手洗い予防徹底は有害無益

★医学・医療の専門家が熱心に唱えるから始末に負えない

手洗いや消毒の徹底で、国民全体が潔癖症に冒されている状況です。

 今日、インフルエンザや新型コロナウイルスへの自然治癒対策の貧困さを象徴するのが手洗い予防法です。客観的、科学的視点から、この手洗い予防法を検証する必要があります。疫学的に手洗いの効果を裏付けるデータなど何一つありません。臨床的には、鼻かぜの病原体の一種のライノウイルスが、唾液中にあまり検出されず、患者の鼻汁中に大量に含まれていることが判明したことが、そもそもの始まりです。この鼻風邪ウイルスをインフルエンザウイルスにも転用して専門家らが、インフルエンザは飛沫感染とともに、手指を介した接触感染によって伝播していくとの説を広めました。したがって、手をいつもきれいに洗っていれば感染する心配が薄らぐとの理屈が編み出されたのです。

★うがい・手洗いを唱え続ける専門家らの自然治癒対策の貧困

高度な学歴と職歴を誇る「生命誌」提唱の理学博士・中村桂子さんの手洗い推奨論を二〇二一年三月十二日付毎日新聞『ウイルスを引きずり出した人類』記事から引用批判します。

▲理学博士 中村桂子さん

 数々の輝かしい経歴を持つ中村さんは今、「生命誌」を提唱している。生命誌とは、人間を含むさまざまな生き物の関係や歴史を整理し、私たちが「どう生きるか」を探るための学問と言う。そして、「ウイルスを引きずり出した人類」を象徴する新型コロナウイルスパンデミック事件を以下のように述べています。「森にいたウイルスの多くは、長い時間かけて弱毒化するなどし、近隣の動物たちと平和共存してきました。そこに突然、開発の名のもとに人間が踏み入り、ウイルスたちを都市に引きずり出してしまいました」と。また、新型コロナワクチンの開発・製造のスピードに異議を唱えています。「通常のワクチンの開発には、少なくとも一年以上、臨床試験に二年を要します。有効性や安全性の審査を含めればざっと五年はかかる計算です。中国武漢での流行からここまで一年半、目を見張る速さです。

また、今度のワクチンには新型コロナウイルスのmRNAをそのまま用いる新技術が使われました。これまでこの種のワクチンの実用例はなかったが、「急を要する事態」への見事な対応です。でも有効性や安全性については今後も慎重にウオッチしていく必要がある」と述べています。

ここからが問題の自然治癒対策。感染症対策の極意として、中村さんは、「一にも二にも手洗い」と即答し、重ねて次のように述べました。「手洗いは誰にでもできて、しかも感染予防に有効ですから、『私がやっても仕方がない』と思ってはダメです。一人一人の行動が、自分だけではなく誰かを守ることにもなり、世界的流行も食い止める。これってすごいことですよね。個々人の行動がダイレクトに世界とつながっていると実感できるのですから。ステイホーム中も私は一人じゃないと、世界とのつながりを日々感じながら手を洗っています。人と接するときはマスクをして、ね」。

これだけ立派な学者からコロナ論を頂いたつもりが、最後のしめは、支離滅裂、がっかりです。こういう学者がいるから、「紙幣消毒論」まで出てくるのです。

★一時的に手を洗っても次々にものに触るのが日常生活

手は常に汚れるためにあり、洗うのは日常の衛生マナーの一つに過ぎません。手ばかりを徹底的に洗うことを奨め、そのための消毒薬の宣伝が目に余ります。手の洗いすぎは善玉の常在菌を死滅させ、有害な黄色ブドウ球菌をはびこらせ、手荒れの原因にもなります。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、国民が「手洗い予防論」で洗脳されているのが現実です。新聞を開くと、手洗い法が図解入りで紹介されています。手洗いキャンペーンによって、駅などの手すりにつかまりたくないなど、一億総潔癖症になりかねない事態さえ生まれている。人は無数の雑菌の中で生きているのであって、それら常在菌を排除するのではなく、うまく付き合って免疫力を高めていくことのほうが体にとってずっと大切なのです。それによって体の免疫力が高められているのです。大勢の人が触るお札を数えた後、いちいち手を洗う人がいますか。

★紙幣消毒器まで登場

  今、どこへ出かけて行っても、まず「手洗い」が呼びかけられています。果ては、札など貨幣への消毒までも考えられているという。 

 コロナウイルスの感染拡大を背景に、紙幣からの感染防止を目的として、「紙幣消毒装置」が発売されたという。強力な紫外線を紙幣の表面に照射し、一分間に千枚の処理が可能という。事の起こりは今年二月、中国人民銀行が金融機関に紙幣の消毒を求め、感染者の多い場所では消毒から乾燥まで十四日以上銀行に置いてから再び流通させていることを現地メディアが報じたことに起因しています。

実際問題、無数の人の手を介した紙幣に着いたコロナウイルスがどのくらいの数・期間残っているかなどいちいち調べようもないし、その必要もありません。身の回りのあらゆる物に触って生きるのが日常生活ではないのか。紙幣消毒論の出発点は、ウイルス対策として専門家が必ず唱える手洗い予防論だ。紙幣は人々の手で汚れているから手洗いが必要と。目に見えない世界の出来事とはいえ、手洗い予防論とは「木を見て森を見ず」の類です。

★ほぼ全員マスクがもたらした奇跡

インフルエンザの流行が、今年は例年の分の一という。ほぼ全員のマスク着用によることは明らかです。巷では、手洗いの半強制的推奨が行われています。これから紙幣消毒論が跋扈するようになれば、人々が無用な神経過敏に陥り、人々の自由な意思・行動にまで監視の目が向けられかねません。

マスク無意味論を唱える医学者もいますが、今度の新型コロナウイルス騒動はそれを見事に突き崩しました。結論的には、マスクをすることにより、空気を吐く側と吸う側の双方の気流抵抗増加をもたらしたことに他なりません。コロナウイルスは気流で運ばれるからです。対面する二人が着けていれば、相加効果。それが多数の集団で起きれば相乗効果となります。当然のことながら、インフルエンザをはじめとする小児感染症の原因となる多くのウイルスや細菌の流れも相当にブロックしていることが    明瞭になりました。

▲近藤誠さんのマスク無意味論は汚染空気の防波堤効果を見落とし

 近藤さんは『新型コロナとワクチンのひみつ』(ビジネス社)において、海外での調査結果や専門家らの見解をもとに、マスク無意味論を唱えています。この方は、内外の文献などを徹底調査しての発表ですから、その努力には深く敬意を表します。ただし残念なのは、客観的、科学的事実にあまり目を向けない傾向があります。たとえば、⓵新型コロナウイルスはマスクをすり抜けられるだろう、②飛沫が付着した手指で口や目を触ることがある、などを挙げています。第三波、第四波は、皆がマスクをしていたのに生じた、などを挙げています。確かにその通りですが、マスクをしない人や、着けていても周りが隙間だらけのマスクをしている人も見かけます。目に見えない世界の出来事ゆえに、そうはっきりと区別できるものではありません。マスクを皆がやっているからこそ、三密防止効果も上がり、感染拡大がここまで抑えられたとみるべきです。

★飛散と吸い込み双方のブロック・・ウイルスのマスク通過論の思い違い

マスクをすることで空気の流れをかなり遅くすること、減らすことができるのははっきりしています。マスクをした時としないときに、それぞれ口のそばに手のひらを持って行って空気の流れがどう違うかを比較すればすぐわかります。マスクを全員がやれば「気流減速効果」は相乗的に効果を発揮すると思います。九十九パーセントの人のマスク装着が意味するものは、客観的事実が証明していることです。「真実とは常にシンプル」であることを忘れてはなりません。つまり、いろいろな学者の言説を引用して、それらを比較検討することにきゅうきゅうとしていると、迷路にはまり込み、真実への道が見えなくなるのです。

▲インフルエンザ感染者例年の千分の1が見事に証明・今後のインフル対策の決め手

 ・・小児感染症も激減=ほぼ全員マスクの副産物

  前述の「ほぼ全員マスク」予防効果を改めて実証したのが、インフルエンザ千分の一激減の事実です。また、小児のウイルス感染症の激減も報じられています。

これはマスクほぼ百%着用の副産物と言って過言ではありません。 インフルエンザとの同時流行がなかった理由に関していろいろな説が飛び交っていますが、客観的でシンプルな考え方が大切なのは前述の通りです。

 三月二六日付朝日新聞によると、今冬は、新型コロナとインフルの同時流行が懸念されていました。しかし、インフルの流行がないまま流行期が終わったのです。患者数は過去三年間の平均の千分の一以下にとどまりました。国立感染研の資料によると、全国約五千か所の定点医療機関から報告された、昨年十二月から今年三月上旬までの平均は、0・01人。流行入りの目安とされる一人に遠く及ばない。ここでも専門家は自説をとうとうと述べる。「今年はライバルのコロナが強すぎた」と。先述のように、もっとシンプルに物事を考えられないのでしょうか。ほぼ全員のマスク効果の方が、具体的で客観性があること、科学的にもはっきり証明しておきました。