■ワクチンは豚インフルエンザよりもはるかに致死力が強い             

メイ・ワン・ホー博士&ジョー・カミンズ教授

Global Research2009821

Institute of Science in Society2009727

(翻訳:長島功)

 

ワクチンは豚インフルエンザよりもはるかに致死力が強い。ワクチンの集団接種は、大惨事{だいさんじ}の原因である。{げんいん}

この報告は、英国主席医務官のライアム・ドナルドソン卿と米国食品医薬品局(FDA)に提出された。

豚インフルエンザの大流行は2009年の4月にメキシコと米国で発生し、それからヒトからヒトへの感染により急速に全世界に広がった。新型のA H1N1インフルエンザ・ウィルスは、5月に発表された最初のデータから判断すると、これまでに特定されたどのウィルスとも異なっている。

A H1N1インフルエンザ・ウィルスは、北米大陸とユーラシア大陸から発した鳥インフルエンザウィルス、人インフルエンザ・ウィルスおよび豚インフルエンザ・ウィルスの系統に由来する乱雑な配列の組み合わせである。オーストラリアのキャンベラを研究基盤とするウィルス学の或る上級研究員は、このウィルスは実験室で作られ偶然に室外に放出された可能性がある、と報道機関に語ったこれは生物兵器として意図的に作られたものである、と確証なしに示唆するアナリストさえいる他方、集約的な家畜産業と愛護動物の長距離にわたる広範な輸送について、それらが外来種の組換えウィルスを生む多くの機会となっている、と言って非難している者もいる。{いむ ぶちょう}

しかし、市民が最も心配しているのは、新たには発生しつつあるパンデミックと戦うために政府が実施している集団ワクチン接種プログラムである。それはパンデミックそれ自体よりも悪い可能性が十分にある。

 

監視機関は学童のための急速なワクチン接種に反対している

米国政府は、学校が再開される9月に全児童にワクチンを接種することを予定しているが、国のワクチン監視機関である国立ワクチン情報センター (NVIC) は、オバマ政権と全州知事に対し、この集団ワクチン接種が 「必要かつ安全」 であるという証拠を提出するよう求め、また、「ワクチンの安全性に関するスクリーニング・レコーディング・モニタリング・レポーティング及びワクチンによる健康被害の補償を行うための強力な方策」を要求している。

米国の保健省と国土安全保障省は、豚インフルエンザ発生直後の4月に国家公衆衛生非常事態宣言を発令していた。その結果、一部の学校は休校となり、人々は隔離され、製薬会社は食品薬品局が素早く追跡しているワクチンを製造するために70億ドル相当の契約金を与えられた。この事は、これらのワクチンは今秋全学童に接種される前に数百人の児童と成人のボランティアを対象とした2、3週間の試験しかされない、ということを意味する。

更に、2001年に米国議会によって可決された連邦法のもと、「緊急時使用権限」により、製薬会社、防疫官、また宣言された公衆衛生非常事態の間にアメリカ国民に実験的なワクチン投与をする全ての者は、たとえ人々がワクチンによって被害を受けた場合でもその責任が追及されないよう保護されることができる。米国保健社会福祉省の長官キャサリン・シベリウスは、ワクチンメーカーに、新しい豚インフルエンザ・ワクチンから起こり得るいかなる訴訟からも完全に法的に保護される免責を与えた。そして、一部の州はワクチン接種を法律により義務とするかもしれない。

NVICは、1986年に成立した 「連邦小児ワクチン事故法」 に定められたワクチンの安全基準に国が従う用意があるかどうかを尋ねている。その基準とは、以下の通り。

1.ワクチンが子供に接種される前に、両親に、ワクチンの便益とリスクに関する情報を 

  書面で与えること、

2.製造番号とロット番号を含め、子供にどのワクチンが投与されたかに関する記録を保

  存すること、

3.どのワクチンが投与されたかを子供の医療記録に記録すること、

4.子供の医療記録の中に、ワクチン接種後に起きた深刻な健康問題について記録し、直

  ちに報告書を作成し、連邦の 「ワクチン副作用事故報告機構」 に提出すること。

NVICはまた、国が豚インフルエンザ・ワクチンによって健康被害を受けた子供達に対して金銭的補償をする用意があるかどうか、親は 「豚インフルエンザ・ワクチンのリスクに関する完全で真実の情報」 を与えられるかどうか、またワクチン接種に対して 「ノー」 と言う権利を持つのかどうか、などを知りたいとしている。

NVICの共同創立者で会長であるバーバラ・ルー・フィッシャーは次のように言っている。「親と下院議員はこの瞬間にも自問していなければなりません。何故、子供達が豚インフルエンザの実験的なワクチンの最初の対象なのか。学校は、ワクチン接種の前に、インフォームド・コンセントに両親の署名を求めることができるのか。また、正確なワクチン接種記録を残し、ワクチンに対する副反応で苦しむリスクの高い子供達を生物学的に振り分けることができるのか。これらのワクチンを投与する人々は、深刻な健康問題が生じた時に、その後に子供を観察し、直ちにそれを記録し、報告し、それと取り組む方法を知ることができるのか。そして、国は健康被害を受けた子供たちに補償する財源を確保することができるのか、と。」

 

WHOと集団ワクチン接種フィーバー

集団ワクチン接種の指示は世界保健機構 (WHO) が発したものである。ワクチン接種の専門家グループは、2009年の7月の初めに、パンデミックは止めることが出来ないと結論し、WHOにおけるワクチン研究部長のマリー - ポール・キーニーは、全ての国々がワクチンを必要とするだろうと言い、また、ワクチンは9月にも利用可能となっていなければならない、と言った。

批評家達は、「ワクチン接種の専門家たち」 は、莫大な儲けをもたらす政府から与えられるワクチンと抗ウイルス薬に関する契約から利益を得ようと頑張っているワクチン・メーカーに支配されている、と指摘している。しかし、集団ワクチン接種に反対する決定的な主張はインフルエンザワクチン接種はただ効かないのであり、また危険でもある、ということである。

インフルエンザワクチン接種は効果がなく、かつ喘息のリスクを高める

まだ実現していない 「鳥インフルエンザのパンデミック」 に対抗するとしてかつて盛んに宣伝されたワクチンに関して既に指摘されているように、何故ワクチンは効かないかに関して広く認められている理由がある( 「ワクチンや抗ウイルス薬によらずに鳥インフルエンザを止める方法」 - 社会の中の科学[SIS]、第35号)。それはインフルエンザ・ウイルスは実験室での遺伝子工学の援助なしでも特に集約的な家畜産業の助けを借りて急速に変異するが、それにもかかわらずワクチンはインフルエンザの特定株をターゲットとするのでしかないからである。更にまた、インフルエンザワクチン接種は永久に予防するのではなく、毎年繰り返さなければならない。また、ワクチンは大量生産するのが難しく、一部のワクチン株は実験室の環境下では全く育たない。

多数の研究が、インフルエンザワクチン接種は感染症にも病気にもほとんど予防とならないことを実証している。そして、豚インフルエンザが例外であると信ずべき理由は全くない。

294,000人の子供を対象とした別々の研究を検討した結果、2歳以上の子供では、弱体化したウィルスから作られる鼻スプレーワクチン及び死滅したウィルスから作られる注射式ワクチンはそれぞれ82%59%病気を予防したことが分った。他の型のウィルスで発症する「インフルエンザに似た病気」の予防は、それぞれたったの33%、36%だった。2歳未満の子供では、不活化したワクチンの効き目はプラシーボ偽薬効果に等しかった。これらの研究からワクチンの安全性を分析することは、情報不足と入手できる情報が少ないことによる標準化の不足のために不可能だった。2008年に発表された報告からは、幼児へのインフルエンザワクチン接種を行ったかどうかで、インフルエンザ関連の医師や病院への訪問回数に違いはなかったことが判明した。

他方、800人の喘息もちの子供の研究では、インフルエンザワクチンを受けた子供の場合には、喘息関連の医師や緊急治療室への訪問回数が著しく増加していることが分った。オッズ比は、それぞれ3.41.9だった。この結果は、2009年に発表された報告で確証されたが、それによると、FluMist鼻スプレー式のインフルエンザ生ワクチン)を受けた喘息もちの子供は入院するリスクが3倍に増加していることが分った。

インフルエンザワクチンは、高齢者を含む成人にも同様に効果がなく、感染症や肺炎を含む病気の予防効果はほとんどまたは全くない。

 

インフルエンザワクチンのアジュバント毒性

ワクチンそれ自体が危険な場合があり得る。特に、生ワクチン、弱毒化ウィルス性ワクチンまたは新型の組換え核酸ワクチンがそうである。これらのワクチンは、組換えによって毒性ウィルスを発生させる能力を有しており、組換え核酸は自己免疫疾患を引き起こす可能性がある

インフルエンザワクチンの場合にさらに毒性を引き起こす主要な源があるが、それはアジュバントと言って、ワクチンの免疫原生を高めるために加えられる物質である。アジュバンドの毒性に関する文献は多数ある。ほとんどのワクチンはチモサールの形態で危険なレベルの水銀を含んでいる。チメロサールは、水銀そのものよりも50倍毒性の強い致死的な防腐剤である。インフルエンザワクチンは、多めに投与すると、長期の免疫不全、感覚障害、神経機能障害、運転機能障および行動機能障害を引き起こす可能性がある。また、自閉症、注意力欠如障害、多発性硬化症、発話障害および言語障害も水銀中毒に関連している。「医学研究所」は、幼児、子供、妊婦にはチメロサールをを注射してはならないと警告したが、にもかかわらず、インフルエンザワクチンの大多数は25マイクログラムのチメロサールを含んでいる。

もう1つのよく使われるアジュバンドは、ミョウバンまたは水酸化アルミニウムで、これらは、ワクチンアレルギー、過敏症、マクロファージ筋膜炎、慢性炎症症候群を引き起こす可能性がある。猫では、ミョウバンは注射部位に線維肉腫を引き起こす。多くの新しいアジュバンドも同様に決して良くないし、さらに悪い場合もある。薬学や製薬産業の出版物における最近の論評によると、MF59ISCOMSQS21AS02およびAS04を服務ほとんどの新しいアジュバンドは、ミョウバンよりもかなり高い「局部組織反応源生と全身毒性」を引き起こす。

 

豚インフルエンザワクチンの現状

これまでに5社が全世界でワクチンの生産を請け負ってきた。それらは、バクスター・インターナショナル(Baxter International)、グラクソスミスクライン(GlaxoSmithKline)、ノバルティス・アンド・サノフィアベンティス(Novartis and Sanofi-Aventis)およびアストロゼネカ(AstroZeneca)である。すでにワクチンの生産必要量は限界を超えているので、各社は、WHOの許可を得て、ワクチンの投与量をより少なくして多くの新しいアジュバンドの開発を推し進めようと意図している。

インフルエンザウィルスは、伝統的に毒性のない(弱毒化したまたは弱体化した)インフルエンザウィルス(ウィルスの特徴についてはボックス欄を参照)から生産されてきた。ワクチンが効果を発揮するためには、ワクチンとして使用されている毒性のないウィルスの遺伝子がウィルス株の遺伝子と合致しなければならない。伝播している病原性株の非病原的な形態に曝されることにより免疫システムが活発化すると、病原性株から身体を保護する抗体が産み出される。毒性のないウィルスを生産することは、病原性株の毒性と拡散能力を決定し、ワクチン生産の標的タンパク質でもあるウィルスの表面のタンパク質、血球凝集素{(せっ)けっきゅう ぎょうしゅうそ}H)およびノイラミニダーゼ(Nの内の2つの亜型をまず認識し、それからその亜型を再創造することを意味している。

 

―以下略―

(出典:http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=14869

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